失敗から学ぶしくじりストーリー:PS編

こんにちは、新卒7年目のSです。
今回のテーマは「失敗から学ぶしくじりストーリー:PS編」ということですが、まずそもそもPSというのが何かというところから説明したいと思います。

PSというのは「Product Sales」の略です。マクニカはさまざまな半導体メーカーを取り扱っているのですが、各半導体メーカーごとに専任の営業を立てています。その専任の営業を「Product Sales」と呼んでいます。言い換えれば「仕入先担当営業」ですね。ある半導体メーカーのProductを仕入れ、自分の担当顧客(得意先)に販売するというのが業務内容です。

私はヨーロッパの半導体メーカーのProduct Salesを新卒から担当しています。コロナ禍もありヨーロッパ出張の機会は少なかったのですが、それでも2回ほどヨーロッパへの出張がありました。

<ドイツミュンヘンのビアホール>
ドイツミュンヘンのビアホール.jpg
海外出張でのプチしくじりエピソードですが、ドイツでは手を挙げて店員を呼ぶのはご法度。それなのに私は何度も店員を呼んでしまい「お前少しは待て!(ドイツ語で)」と怒られてしまいました(笑)

海外出張というのは、細心の注意を払っていてもハプニングがあるのが常です。ドイツはとにかく電車の遅延がすさまじく、初めてのドイツ出張のときは買った切符の列車の出発駅が勝手に変更になり、隣町まで移動してから始発に乗るという謎のムーブをしました。

<ドイツ ミュンヘン駅>
ドイツミュンヘン駅.jpg
ところで、皆さんは飛行機での移動はどのような服装にしていますか?

マクニカでは海外出張の際の移動はリラックスできる服装でOKということで、私はそれを拡大解釈し、最も足元をリラックスさせようとサンダルで来てしまい、一緒のフライトだった技術の統括部長から愛のあるお叱りを受けることになりました。(実は仕入先の偉い方も同じ便で、仕入先の方の前でサンダル姿を露わにしてしまった、、、)

<問題のサンダル>
サンダル.jpg
さてここからは、私のPSとしてのエピソードを思うがままに語らせていただきます。

超ドメスティック人間

私は千葉県に生まれ、千葉県で育ちました。中学から大学までずっと軟式テニスをやっていました。文系の学部出身ですが好きな科目は数学でした。(2015年センター数学では無事爆〇しましたが、、、)逆に英語はあまり好きではなく、「日本にいて英語を使う機会なんてほぼないのになんで英語を勉強しないといけないんだ!」とか、「日本語なら表現できるのに!」とか英語の問題を解きながら心の中で叫んでいました(笑)

というわけで、超ドメスティックな人間である私が、社会人になって担当したのは前述の通りヨーロッパの半導体メーカーでした。最初は「英語もままならないのにドイツ語も覚えなきゃいけないのか、、、」と心配もありましたが、実はその仕入先は日本法人があり、日本人のスタッフがいるので業務は日本語でOKでした!

とは言っても本国からVisitor が来日した際は英語でのプレゼンをすることもあり、その時は英語のカンペをがっつり用意してただただ読む、という音読マンでした。今思えば、仕入先本社に自分をアピールするチャンスだったのに、しくじっていたのだと悔やまれます。。。

初めての海外出張

しかし転機となったのはコロナ明けの2023年、仕入先本国での製品トレーニングが開催されることが決まり、深い技術知識が必要とされるようなトレーニング内容を英語でやるというかなりハードルが高いのはわかっていましたが、私も出席したいと声をあげました。そこから英会話スクールに通い英語の猛特訓、私がつっかえまくるので、英語の講師は私と話すときは0.5倍速くらいのスピードでした(笑)その特訓の成果もあり、本国でのトレーニングでは誰よりも英語で質問する質問魔となったのです!

<初海外出張の時の一枚(スロベニア上空)>
スロベニア上空.jpg

次なる高みへ

さて、超ドメスティック人間の私は初の海外出張を乗り越え、その後は海外での展示会でお客様をアテンドできるようになるまで成長しました!

いま、私は新たな挑戦をしております。海外でのビジネス拡大のため、海外のお客様に対してマクニカという会社を売り込んでおります。マクニカは日本の半導体商社として国内で大きなシェアを持っていますが、海外でのシェアをさらに伸ばすことが大きな命題となっています。

超ドメスティック人間が海外の新たなビジネスを獲得するという、非常にチャレンジングなミッションですが、そんな重要ミッションを任せていただけるというのがマクニカの権限委譲なのかなと思います。

振り返ると・・・

学生時代には英語を使って仕事をするなんて考えもしていなかったので、社会人になってからもその流れは続くのかなと思っていましたが、マクニカではどんな業務であっても、英語をはじめ海外とのつながりは切っても切り離せないものでした。そして、カタコトな英語しか話せない自分に期待をし、海外出張の背中を押してくれた上司には本当に感謝しています。

おわりに

これからマクニカに入る方は、グローバルでの活躍を期待されている方だと思います。ただそれは、最初からグローバルでのビジネスができる方だけを対象としているわけではないと思います。ささいなことでもいいので海外とつながる挑戦をし続ければ必ず戦闘力は上がってくるはずです。

「何かを始めるのに遅すぎるということはない」

これは私の好きなフレーズです。英語は正直まだまだ修行中ですが、決して諦めず成長していきたいと思います。
最後まで読んでいただき誠にありがとうございました。

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