こんにちは!マクニカ歴が約10年になる、エンジニアのfuzzyです。今回は私の中で最も大きな業務の変化であった、プロダクトエンジニアからコンサルタントへの転向についてお話したいと思います。
■学生時代~入社
学生時代は自然科学系の工学専攻でしたが、高校生の時から趣味でパソコンに興味を持っていました。(今では考えられませんが)企業がユーザー向けにFTPサーバーで色々なものを公開しているのを見てワクワクしたり、プロキシを使ってIPアドレスを変えて遊んだりと楽しい学生生活を送っていました。そんなこんなでいつの間にか専攻とは関係ないマクニカに入社し、社会人になっても大好きなITに毎日浸れる日々を送ってきました。
■プロダクトエンジニアとしての日々
入社してからは主にプロダクトエンジニアとして、テクニカルサポートや関連ソフトウェアの開発といった特定の製品についての業務に従事してきました。当時は毎日製品とにらめっこして製品の挙動やログを元にお問い合わせ内容の調査をしたり、製品改善のためにメーカーと相談を重ねたり、メーカーの仕様変更に合わせてソフトウェアを開発したりと、いつも業務の中心に製品がありました。
そんなある日、上司から「コンサルタントにならないか」と声がかかりました。正直なところ、自分がコンサルタントになるということは夢にも思っていなかったので戸惑いました。しかし、これまでやったことがない経験が手に入るチャンスだと思い、コンサルタントになることに決めました。
■コンサルタントへのチャレンジ
コンサルタントになってみるとチャレンジの連続でした。今までは担当している製品をお客様にどうやって使ってもらうか、"モノ"ありきのソリューションの提案を考えていました。一方のコンサルタントでは「お客様の課題とゴールが何か」という点から対応が始まり、プロダクトエンジニアとは異なり"モノ"に依存しない提案をおこないます。そのため、プロダクトエンジニアの時と考え方を大きく変える必要があり、これが一番大変でした。ただ、その分、学んだことが多く、コンサルタント業務を通じて論理的思考やプレゼン資料作成のレベルを上げ、より高い視野も持てるようになり、スキルアップできたと感じています。
現在はエンジニアとコンサルタントの経験をかけ合わせてビジネスを創っていく業務も担当しており、これはまた新しいチャレンジなので、さらなるスキルアップができそうです。
■最後に
今思い返してみると、「ソフトウェア開発やってみる?」と声がかかってソフトウェア開発を始めることになったり、海外メーカー製品の品質改善の交渉を任されたり、コンサルタント以外にも色々な業務にチャレンジさせてもらいました。いずれの業務についてもやり始めた時点では完遂するための力は不足していたと思うので、「今その力があるか」ではなく「それをやりきることができるか・成長できるか」と、将来を見据えて任せてもらえたのだと思います。
マクニカではこういった権限委譲が度々行われますが、受け身の姿勢ではなく「チャンスを掴みとる」という攻めの姿勢を貫いていくことで、また新たなことにチャレンジしていきたいです。
関連記事
前へ
IoTセキュリティ
次へ
ここはエンジニアの天国か?マクニカの検証環境について