壁があるから、人は成長するのさ!

 みなさん、はじめまして!ネットワークス カンパニー所属のせっきーです。2014年にエンジニアとしてマクニカに新卒入社し、現在はセキュリティに関連するプロダクトのマネージャーを務めております。最近こどもが生まれまして、業務と育児の両立を目指し日々奮闘しております!笑

 本ブログでは、私がマクニカに入社を決めた経緯から、特に成長を感じた業務(壁にぶつかった業務)についてお話しようと思います。

■マクニカに入社した理由
 マクニカを知ったきっかけは、就活エージェントからの紹介でした。メーカー以外でも技術を活かした業務ができる企業があるのだなと、興味半分で説明会に参加してみました。選考が進んでいく中で特に印象的だったことは、以下の2点です。
・お会いした先輩社員のみなさんが、とてもフランクに接してくれたこと
・最先端の技術に触れた話や若いうちから大きな仕事を任された話をとても楽しそうに話していたこと
 次第にマクニカで働いている人と文化に惹かれ、自分もこんな先輩社員と一緒に働いてみたい、若いうちから責任感のある業務を経験し成長したいと思い、マクニカへの入社を決断しました。

 余談とはなりますが、大学では物性物理を専攻していたことから勝手に半導体部門に配属されると思いこんでいたところ、いざ入社してみるとなんとネットワーク部門への配属でした。0からのスタートになるため、活躍できるか非常に不安でしたが、先輩の力を借りながら1年目からバリバリ業務を行うことができましたので、ITやセキュリティの経験がない方もご安心ください!笑(ちなみにネットワーク部門に配属されたエンジニア同期は全員ネットワークやセキュリティは未経験でした。)

■チャレンジを通じた失敗と得られる成長
 人と環境に惹かれてマクニカに入社した私ですが、今振り返ってみると入社前に思い描いていた以上にチャレンジの連続でした。マクニカでは、若手社員に対しても新しいことにどんどんチャレンジさせてくれる土壌があります。もちろん先輩社員や上司はいつでも相談に乗ってくれる、とても働きやすい環境です。今回は私の経験した業務の中で、特に印象が強かった新規商材の立ち上げ業務についてお話したいと思います。

新規商材を取り扱うかどうか技術的に判断して
 入社して5年目、突然上司に「来月、アメリカで新規商材(Newline)のトレーニングがあるんだけど、行ってみない?」とお話を頂きました。Newlineの立ち上げにはいつか携わりたいと考えていたので、二つ返事で「いきます!」と回答しました。トレーニングを受ける目的を確認したところ、さすがマクニカ。。。「トレーニングを受けてみて、新規商材として契約するかどうか技術的優位性から判断してきてほしい」という当時の私には非常にチャレンジングな依頼でした。これまで触れていた技術領域とは異なる分野であり、責任も大きく不安でしたが、上司を巻き込みながら前向きに取り組んでみようと決意しました。
 アメリカでの5日間のトレーニングは、毎日がとても濃い時間で、製品・市場・会社の文化について色々知ることができました。英語は得意ではないのですが、与えられたミッションを達成するために、ボディランゲージも活用しながら商材への理解を深めました。現地では新規商材メーカーのたくさんの社員と会話する機会がありましたが、非常に気さくな方が多く技術に対して誇りをもって熱く仕事している点がマクニカの社員と似ているなと感じました。振り返ってみると、こういうことって同じ空間と時間を共有しないとなかなか伝わらない要素だなと感じています。
 帰国後すぐに関係者に現地で感じたことを報告しました。新規商材の技術的な優位性に加え、日本のお客様に提供できる価値、そして何より文化の近い会社で、一緒にビジネスを行っていきたいということを伝え、無事にマクニカと契約する運びになりました。と、ここまでは良い感じのストーリーとなっていますが、実際に契約に至るまで、特に出張で得られた知見を報告する際にはたくさんの壁にぶつかりました。実際にどんな壁にぶつかり、どのように乗り越えたのかを記載していきたいと思います。

技術的な優位性を自分の言葉で十分に説明ができない・・・
 帰国後、まずはトレーニングで学んできたことを、自分なりにまとめて上司に報告しました。するとツッコミの嵐・・・そもそも技術的な本質部分の理解が足りておらず、表層部分しか理解できていなかったのです。振り返ってみると、すべてのトレーニングがあまり得意ではない英語で行われていたという点もありますが、トレーニングに臨む際の事前準備を十分に行うことができなかったために、トレーニングで得られる情報の質が落ちてしまったことに気が付きました。。。なぜ、十分に準備をして臨まなかったのかと猛反省していましたが、当時の上司から「今からキャッチアップし直すのでも十分取り返せるから、整理から始めてみよう!」と前向きなコメントを頂き、せっかくつかんだチャンスをものにしたいと必死でキャッチアップし直しました。
 まず、トレーニングで学んだ内容を改めて振り返ることから始め、幸いにも製品をテストできる環境もあったので、腑に落ちるまで徹底的に製品を触り倒しました。そうした作業を繰り返すうちに、どんどん製品への理解が深まり、その当時においては該当製品について日本、いやアジアで1番詳しいエンジニアになれたのではないかと思います笑。特定の技術領域でスペシャリストになれる点は、マクニカで働く面白みや誇りに感じるところです。また、新規商材のコア技術として"JavaScriptを用いた深い情報取得"というキーワードがあったため、JavaScriptについては慣れないながらも、自分の言葉で説明できるように学び直しました。不足する部分については社内のJavaScriptに詳しいエンジニアや、トレーニングを実施してくれたエンジニアから助言をもらいなんとか形にすることができました。それでもいくつかツッコミはありましたが・・笑
 改めてキャッチアップを進めていく中で、製品の優位性の理解はもちろんのこと、製品に対する想い入れと言うか、この技術を日本に広げていきたいという想いも強くなっていきました。最終的にはこういった想いも合わせて伝えることでなんとか契約に動くことができました。
 はじめは失敗してしまいましたが、ミスを責めるのではなく、一緒にできることを考えようとしてくれる点や個人の思いを尊重し受け入れてくれるマクニカの環境があったので、壁にぶつかりながらも、乗り越えられたのではないかと考えています。

■現在の仕事について
 現在、私はサイバーセキュリティに関連するプロダクトのマネージャーを務めております。これまで自身が成長を感じてきたような機会をメンバーに提供できるように、日々心掛けております。業務におけるチャレンジや新たな技術領域の取得など、メンバーが成長を実感したタイミングを共有できる点が現在の仕事のやりがいと喜びです。自身もチャレンジしながら、メンバーの成長に向けて今後も支援を続けていきます!
 繰り返しにはなりますが、マクニカは失敗を恐れずにチャレンジできる環境がある会社です。また周囲のメンバーも、チャレンジすることを尊重し、しっかりとフォローしてくれる環境だなと感じています。マクニカの社風や働いている人に魅力を感じた方は、ぜひ採用ページなどをご確認ください。みなさまと一緒に働ける日を楽しみにしております!

 
アメリカ(サンノゼ)でのトレーニングに向かう際に、紆余曲折あってホノルル経由で現地に向かいました。写真はホノルルでたまたま遭遇した虹です。この虹を見たときは、この後自身が大きな壁にぶつかるとは思っていませんでした・・笑

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