金融業界からの、半導体商社からの、Singapore駐在

どうもこんにちは!Singapore駐在員3年目のYojiです。Singaporeで、Asia Pacific地域に拠点を持つ日系顧客と、半導体メーカーとの橋渡しをしています!Singapore駐在と聞くと、私のことをバリバリの帰国子女で英語ペラペラかと思われるかもしれないですが、全くそんなことはありません。英語、といいますか海外に無縁、無関心な家庭で生まれ育ち(しかもド田舎)、自分としてはなんで今Singaporeにいるんだろうという感覚です(笑

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※写真はSingaporeの日本ビジネスメンバーです。
 様々な国籍の方がいますが、皆楽しく仲良く仕事をしてます!

そんな私が、マクニカに入社した経緯と、入社してからどのような社会人生活を送ってきたかを書くことで、少しでも皆様にマクニカの事を知っていただけましたら、とても嬉しいです!

この流れでいきます!
-自分を知った金融時代
-マクニカとの出会い
-マクニカマン×半導体=激動の日々
-14日間の隔離生活から始まったSingapore駐在

【自分を知った金融時代】

大学卒業後、新卒で飛び込んだ業界は金融でした。入社した会社は、それこそCMもバンバン打っている、知らない人はいないほど有名な会社です。でも、決して入りたくて入った会社ではありませんでした。当時、同期メンバーや上司にもそのことは伝えていました(笑
なぜ入社したのか!? 内定をもらえた会社がそこ1社だったからです(泣

周りの社員は温厚で優しい方ばかりで、居心地はすごくよかったのですが、遵守するべきルールが多く、自由に仕事を進めたいと思う自分にはあまり合わないと思っていましたし、「この仕事は私以外の人がやっても変わらないよな」と思うことも多々ありました。
社会人になる前は、「ある程度の会社に入れて、ある程度の給料を貰えればそれで良い」と考えていて、向上心はそこまでなく、仕事内容に対してもこだわりは全くありませんでした。今思えば、よくそれで就活していたなという感じですね(苦笑
なので、仕事のやり方、業務に対して不満や物足りなさを感じ始めた自分にすごく驚きましたし、もしかしたら自分の本質は、「思うがままに思いっきりやってみたい」というタイプなのかと初めて感じました。

そう思い始めてからは、自分の行動がみるみる変わっていきました。「やりたいことにチャレンジしたい!後悔しない人生を送りたい!」というマインドの下、会社の仕事だけでは不満足でしたので、いろんな資格、試験の勉強をしました。中でも、英語の勉強はとても楽しく、ほとんど嫌な気持ちを持たずに勉強に取り組むことができました。
ちょうどこの時期に、大学時代の友人のアメリカ駐在が決まったことをふと耳にしました。実は大学時代に、3カ月だけカナダに留学をしていたのですが、その同級生も同じ留学プログラムに参加していました。私と彼は(あ、少なくとも私は、、)、英語を習得するためにというよりかは、大学生活の記念にという、とても残念な理由で留学生活を送っていたので、英語が上達することもほぼなく、当時は英語を使う職に就くことなんてさらさら考えてもいませんでした。でも、その友人がアメリカ駐在をすると聞いた途端に、「自分も挑戦したい。。!」と思ってしまいました。

【マクニカとの出会い】

金融の会社に入社した3年目、「英語を使うことができて(できれば駐在もしたくて)、いろんなことにチャレンジできる会社」を軸に、満を持して第二新卒として就活を始めました。なんで新卒の就活でこのマインドを持てなかったのかと思わざるを得ない程、この時はやる気に満ち溢れていました(笑
活動を開始してすぐ、転職エージェントからの紹介で様々な会社と出会うことができたのですが、中でも、マクニカという会社が、異質な存在感を放っていました。転職エージェントの方から「マクニカを受けてみませんか」と言われたのですが、聞いたこともない良くわからない会社だったので最初はお断りしました。2-3日経つとまた、「マクニカどうですか」という連絡が来て、それを断ってもまた、「やっぱりマクニカ受けてみませんか」と、しつこいくらいにマクニカを薦められました(笑
そこまで言われると気になっちゃうし、一度どんな会社か見に行こうと、面接をスタートしたのですが、そこで出会う社員の方々と、溢れ出ている自由な社風がとても魅力的に感じました。しかも、募集している職種が「法人営業で、海外の仕入先の対面に立つから英語は使うし、とってもチャレンジング」という触れ込みで、これは私が求めていたものそのかもしれないと感じ、正直、半導体の「は」の字も知りませんでしたが、マクニカで思いっきりやってみようと決意し、マクニカへの入社を決めました!

【マクニカマン×半導体=激動の日々】

はっきり言っておきますが、入社した当初、めちゃくちゃ忙しかったです(泣
そしてめちゃくちゃわからなかったです(笑
同じチームの上長、先輩が、人一倍熱く仕事に取り組んでいて、それに倣うように仕事をしていく内に、自然とめちゃくちゃ忙しくなりました。そしてもちろん、半導体について何も知識がなければ、BtoBの仕事をしたこともなく、法人営業とはなんぞやという状態だったため、めちゃくちゃわからなかったです。本当に、よくこんな自分を雇ったなと、マクニカのチャレンジ精神に驚かされます(笑

とにかく、頭で考えるより、まず体で覚えるというやり方で毎日精一杯やりました。お客様から怒られ、仕入先からも怒られ、社内からも怒られ、本当に怒られっぱなしの日々を過ごしました。それでよく辞めなかったねと家族や友人から言われることが多いです。確かに自分でも不思議に思うのですが、一つ確かなのは、そこはやっぱり人財の宝庫マクニカでして、いわゆる"アメとムチ"が絶妙に上手い人が私の近くにいたことが、仕事を続けられた大きな理由だと思います。
その人は、 9割5分は怒っている or 理詰めでロジカルに攻めてくるので、何か言われると、「やばいやばい。。どうしよう。。泣」となっちゃうのですが、たまーに少しでも私が成果を出すと、「よくやった。飲みにでも行こか」と純粋に褒めてくれるのです。あのGapは悪魔的です(笑
いつの間にか褒められるために仕事をしていた気がします。

そして、入社して2-3年のまだまだ未熟な頃に、頻繁に海外出張に行くことができました。周りの同じ社歴の人と比べても、私と同じ頻度で行っている人はあまりいなかったと思います。もちろん、その時の自分が進めているプロジェクトがそういうタイミングだったということもあるのですが、自分の場合は、何よりも上司が、そういう機会を私に積極的に与えてくれたことが大きかったと思います。
初海外出張は真冬のボストンでした。路面が凍結している中、海外でレンタカーデビューをさせていただき、心の底からドキドキしながら運転し、何度もウインカーとワイパーを間違えて動かしてしまったことは今でも鮮明に覚えています(笑
台湾も行きました。フィリピンも行きました。中国も行きました。どの出張でも、営業としては自分一人しか参加しておらず、入社2年の自分がチームを引っ張る役割でした。本当にマクニカはチャレンジングな会社ですね(笑

【14日間の隔離生活から始まったSingapore駐在】

そんなこんなでなんとか激動の日々を過ごす中、仕事にもだいぶ慣れ、自信もついてきた入社7年目でした。Singapore駐在の話が舞い込んできました。当時の上長から、行きたいかと聞かれ、私としては願ったり叶ったりの話でしたので、妻も子供もいましたが、その場で即決で行きたいと返事をしました。家に帰り妻に話した時は、「家族で行けるならいいよ」と快く返事をもらえました。内心、勝手に決めたことに対して怒られるのではとちょっとドキドキしていましたが。。(笑

ただこのSingapore行きも、その後、スムーズに事が進んだわけではありませんでした。この異動の話が出たのがその年の10月頃でしたが、12月くらいから、コロナウイルスが世界的に蔓延し始めたのです。当初の予定では、翌年の4、5月頃からSingaporeに行く段取りでしたが、世の中がとてもじゃないですが海外に行ける環境ではなく、長期滞在VISAも下りませんでしたので、やむを得ず渡航タイミングが先延ばしとなりました。でもその後、待てど暮らせど渡航OKが出ず、気づけば1年以上経っていました(笑
2021年6月、ようやくVISAが下り、渡航OKも出て、翌月からSingaporeに来られることができました。でもその頃はまだ、Singaporeもコロナ対策で規制を強いている真っただ中でしたので、Singaporeへの入国後14日間の隔離生活がありました。ホテルの部屋から一歩も出られず、14日間ひたすら仕事をする生活でしたので、その14日間はさすがにSingaporeに来た感はほぼゼロでした(笑

隔離生活も終わり、ようやく本格的な駐在生活がスタートです。英語が好きで、使いたい意欲は人一倍ありますが、なにせ実力が伴っていない私ですので、Singaporeに来た頃は現地メンバーとのコミュニケーションに苦労しました。社内のメンバーは、日本人とのやりとりに慣れている方も多いので、私と話す時はゆっくり話してくれたり、わかりやすく話してくれたりしたので、なんとか成り立っていました。
ただ、プライベートで外部の方と話す時、例えば銀行の窓口業務の方、オンラインショッピングのコールセンターの方、Singaporeの公的機関で働く方なんかは、容赦なくネイティブのスピードで話してきますので、言っていることを理解するまでに、現地の人の3倍くらい時間を要していました(笑
今ではさすがに慣れてきて、そこまでではないですが、それでもなお苦労している場面はそこそこあります。

そういえばSingaporeでの仕事内容についてあまり触れていませんでしたが、主に下記2点がメイン業務となっています。
・Singapore法人で働くローカルメンバーと日本メンバーとの橋渡し
・海外仕入先との交渉

Singapore法人では合計で60名ほどのスタッフがおりますが、その中で駐在員は4名だけです。マクニカは日本に本社がある会社なので、ローカルメンバーといえども、日本のビジネスに関わることがたくさんあります。その際に、私のような駐在員がSingaporeと日本のコミュニケーションに介入することにより、やりとりがスムーズになるようにしています。
また、半導体メーカーは多くの会社がWorld wideで拠点を持っています。Singaporeは貿易の要となる地域ということもあり、それこそほとんどの半導体メーカーがSingaporeにオフィスを設けています。Asia Pacific地域のお客様からいただいたご要望、ご相談を、半導体メーカーのSingaporeメンバーに対して持ち掛け、双方が納得するところで折り合いをつける仕事をしています。

私の仕事としては、半導体メーカーとのやりとりの方が、割合が大きいのですが、同じ駐在員でも、お客様とのやりとりをメイン業務としているメンバーもいます。Singapore拠点では管轄となるお客様のエリアがAsia Pacific全域なので、お客様をメインで見ているメンバーは、近隣諸国への海外出張が頻繁にあります。今週はマレーシア、来週はフィリピン、その次はインドネシアという具合に、毎週のように海外出張に行く方もいます。日本にいるとさすがにその頻度で海外を回ることは聞いたことがないので、これこそまさに駐在員だからできる貴重な経験の一つだと思います!

これはあくまで私の見聞きした範囲でのことですが、同業他社さんの場合は、駐在員の方々はどちらかというと私よりも上の世代の方が多い気がします。情報交換として食事をさせていただく機会がたまにあるのですが、その時、「マクニカさんは若いですよね」と言われることが多い気がします。もちろん、人によってとらえ方は全然違ってくると思いますが、私はやっぱり「若いうちから様々なことにチャレンジできる」マクニカの社風が好きですし、自分に合っていると思います。

人生、長いようで短いと思うので、できるだけいろんなことをやってみたいですよね!
もし同じ考えをお持ちの方がいらっしゃれば、是非ともマクニカに参加してみませんか?マクニカはチャレンジ精神のある元気な方が大好きです!きっと、他の会社では経験できない、いろんなことが経験できると思いますし、その分、人生が豊かなものになると私は信じています!

最後まで読んでいただきありがとうございましたm(_ _)m

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