異動先が異世界だった

こんにちは、バードマンです。中途入社でマクニカに入社して10年以上の時が過ぎましたが、いまだに新たな刺激に満ち溢れている?と感じる日々を過ごしていますので、その辺に少し触れたいと思います。

■セキュリティエンジニアからスポーツテックエンジニアに?
マクニカに在籍していた10年以上、ネットワーク製品やセキュリティ製品を扱う技術部署に籍を置き、製品サポートから始まり、製品導入のお手伝いや、お客様への提案を行う部署にいました。

↓こんな感じの仕事をイメージしてもらえると近いかもしれません。
過去記事:ここはエンジニアの天国か?マクニカの検証環境について

そんな私も2か月ほど前から異動になり、担当する製品も変わりました。今は、新領域の製品を担当していまして「ヘルスケア」や「スポーツ」分野の製品を担当しています。

「え、ス、スポーツ?」と思った方、よくマクニカのことをご存知ですね!笑

そうです、マクニカって最近スポーツ事業を始めたんです。とはいっても、我々がスポーツするわけではなく、「スポーツテック」といわれる最新のテクノロジーを使って、スポーツする人の役に立とう!という趣旨でやっています。

■マクニカがスポーツテックをやる意義
スポーツする人の話を聞いてみると、ケガで思ったようなパフォーマンスを発揮できなかったり、厳しいトレーニングに取り組んでも肝心の試合で調子悪かったり、色々と悩みが尽きません。

こういったお悩みを最新テクノロジーで解決できないかと考えているのが私の部署です。

この「最新テクノロジー」というところが、マクニカが得意とするところでして、セキュリティに限らず、色々な市場の動向をウォッチしている人がマクニカにはいるんですね。いやー頭が上がらないですな。

今、私が取り組んでいるのは、Strive Techという会社の製品なんですが、スパッツみたいなものを選手に履いてもらって、筋電情報をとって、左右バランスだったり、部位ごとの稼働を可視化するという製品です。

最近、ラグビーやサッカーなどではGPSベースで選手の運動量などを可視化する取り組みは進んでいますが、この筋電情報を使う取り組みはなかなかに先進的です!

■異動して変わったこと
一番は、相対するお客様の職種?が大きく変わりました。

現在のお客様はスポーツクラブ関係者の方々(フィジカルトレーナーやGMの方々)が多いですね。今まで、企業の情報システム部の方々に長年お客様として相対していた自分からは、転職した以上のインパクトというか、まさに異世界に迷い込んだ気分です(笑)。

競技やチームによって、練習方法やスポーツテックの導入度合も異なるため、一つ一つヒアリングさせてもらいながら、解決できる課題がどういったものか探っている状況です。ざっくばらんに色々とお話を聞かせていただける関係者の方も多く、本当に感謝しています。

そういった中で、私もようやくモノを手に入れたのですが、一つ問題が...。それは「検証するには自分が運動をする必要がある」ということです!マクニカのエンジニアたるもの、自分で環境を構築して自分の手を動かして検証をする、ということを教え込まれてきました。ただし、この製品は運動しないとデータが取れないし、検証もできない...。

ということで、この10年間まともな運動をしてこなかった私ですが、仕事になってようやくトレーニングを始めました。マットを敷いて、トレーニングの動画をスマホからテレビに投影させながら筋トレしています。

↓目指すべきところはこういう感じです笑

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■異動しても変わらないこと
異動して変わったことも多いですが、その一方、変わらないなと気付かされることも多いです。例えば、今回の例でも、エンジニアは自分で手を動かして検証してなんぼ、という考え方や、お客様の課題に対して真摯に対応しなければならないといった部分は共通している部分も大きいかなと思います。

今回は、自分で使って実際にデータを取ってみて、初めて「このデータはこう取れるのか」「なぜこういうデータになるのか?」などの自身の考えがよぎります。ネットなどから情報を得るよりも時間はかかりますが、こういった自身の体験から得た一次情報は自身の血肉になっているので、他のケースなどにも応用しやすいなと感じます。

また、使い勝手などは実際に利用する方(Striveの場合は選手・トレーナーの方々、セキュリティ製品であれば運用している情シスの方々)に話を聞いてみることも重要です。そういった方々の声を理解し、仕入れ先にフィードバックするのも我々の大事な仕事です。ただし、マクニカは商社ですので、仕入れ先の立場としての利益面も考えなければいけません。一方だけが利益を享受しても、その関係は長くは続きません。この辺りのバランス感覚も一貫していますね。

当然、マクニカとしてもビジネスとして成立させなければ、継続的にサービスを提供できません (;´Д`)まだこのスポーツ分野は始めたばかりなので少人数でやっていますが、もっと多くの人を巻き込んでいけるようになんとか頑張っていきたいと思います!

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