こんにちは。minepiccoです。
先日東京電機大学さんのクラウドコンピューティング講義の一コンテンツとして、「コンテナ型仮想化」の講義を担当させていただきました!
余談ですが東京電機大学はマクニカの創業者である神山名誉会長の出身大学でもあり、非常に縁を感じます。
今回は私自身が参加しているCSA Japan経由でお話をいただくことができました。
クラウドコンピューティング講義は9月から毎週実施されていて、「クラウドコンピューティングの歴史」から始まり、サーバー仮想化、ネットワーク仮想化、そしてコンテナ型のアプリケーション仮想化を学んでいくという流れです。
大学の講義というのは初めての経験で非常に緊張しましたが、数名すでにDockerを利用したことがある学生もいて、非常に感心しました。
私の講義では、まずは座学としてサーバー仮想化やコンテナの歴史を振り返り、コンテナのアーキテクチャ概要とユースケースをお話しして、次にDockerのハンズオンを実施する構成でした。
Docker PlaygroundでWordpressをコマンドで構築、Docker−Composeで構築、その後NGINXを用いて学生自身のWebサーバーアプリを作ってもらう、という流れでおこないました。
40人規模でのハンズオンですので、いつも数人程度「うまく進んでいない」学生がいましたが、弊社の数名のスタッフ、大学関係者の方々にヘルプしてもらいながら実施しました。
終了してみての感想です。
ハンズオンも40人の規模で、かつ初めてDockerを触る人たちが対象の場合、「うまく進まない」ところも人それぞれです。
教授からのアドバイスもありましたが、この規模またはそれ以上の人数でハンズオンを実施する場合は、ハンズオンテキストに次のような要素が含まれていることが必要と感じました。
•自分がスキップした手順がある場合、それが後から確認できる
•自分がテキストのどこまで進んだかがわかる (コレがあると、サポートするメンバーも状況判断しやすい)
•うまく行かない項目がある場合、Hintのようなセルフで解決できる情報をいくつか掲載しておく
今回は無事に講義を完了することができましたが、「人に教える」ことの難しさや、どのようにそれを解決すべきかのアイディアなど、本当に私自身にとっての学習の場でした。
最後に、大学講師のような経験をさせていただく機会を私に与えてくださった東京電機大学の方々とCSA Japanの方々に、改めて深く感謝いたします。
なお、今回のハンズオンで利用したテキストはこちらです。
コピー&ペーストでの文字化け対策のため、全てHTMLで作成し、GitHab Pagesで公開しています。
ご興味ある方はぜひ御覧ください!
https://minepicco.github.io/tdu_handson.html#/
関連記事
前へ
詐欺WEBサイトについて調査してみました
次へ
社外のビジネススキル向上セミナーに参加してみました