SEC道後に参加してみたら参加者が半端なかった件

こんにちは。温泉大好き♨1です。

少し前の話ですが、今回は3大温泉セキュリティシンポジウムの1つであるSEC道後2019の参加レポを書きたいと思います。
ちなみに3大温泉セキュリティシンポジウムとは、愛媛県の道後温泉、和歌山県の白浜温泉、新潟県の湯沢温泉の3か所の温泉地で開催されるセキュリティシンポジウムです。

SEC道後は、一つのテーマに沿って官民様々な参加者が全国400名程度参加する国内では大規模なイベントになり、特に官公庁、公安関係者の参加者が多い事も特徴です。

今回のテーマは「サイバー空間と実空間の融合社会とセキュリティ」で、特にIoTセキュリティに関する政策、技術、法整備の観点から最新の事象を知る事が出来ました。
例えば、WEBカメラや、ルータなど身近なIoT機器にサイバー攻撃が行われる可能性が無いか調査し、利用者へ連絡する取組みを国が行なっているのですが、皆さんご存知でしたか?

■サイバー攻撃に悪用されるおそれのあるIoT機器の調査及び当該機器の利用者への注意喚起を行う取組み
「NOTICE(National Operation Towards IoT Clean Environment)」
https://notice.go.jp/

日中は聴講がメインで愛媛大学の講堂で行われました。会場の雰囲気はこんな感じです。

SEC%E9%81%93%E5%BE%8C1.png■会場となった愛媛大学城北キャンパス・グリーンホール(写真提供:SEC道後実行委員会)

長い間聴講するので、コンセントが配備されているのが有り難かったです。

そして夜は意見交換会/懇親会が開催され、お酒も入りながら様々な業界の方と交流が持てます。私も官公庁の方含め20名程とご挨拶や名刺交換をさせて頂き交流の幅が広がりました。

意見交換会が終わると会場を移動して"ナイトセッション"というグループディスカッションが行われます。
私が参加したテーマは、「マルウェアによるサイバー攻撃の現状と、これからの備え」です。最新の攻撃トレンドを共有した上で今後どの様な対策が必要かの議題で、法整備やIoT、セキュリティリテラシー向上など様々な観点でディスカッションが行われ、セキュリティ製品を導入する以外での対策の必要性を感じました。

SEC%E9%81%93%E5%BE%8C2.pngSEC%E9%81%93%E5%BE%8C3.png

■ナイトセッションの様子(写真提供:SEC道後実行委員会)

そして翌日は朝6時頃 千と千尋の神隠しのモデルになった道後温泉の本館に行き一風呂浴びてから2日目を聴講し、2日間のシンポジウムの参加を終えました。

SEC%E9%81%93%E5%BE%8C4.png

■朝の道後温泉

【まとめ】
・参加する前は情報収集のセミナーの延長線上と思っていましたが、参加してみるとセキュリティという共通の目的のもと、業界を超えた意見交換を行うシンポジウムでとても有意義でした。 また意見交換会/懇親会/ナイトセッションでは聴講するだけでなく、様々な団体、企業、機関の方との交流を深める事で、業界内で人脈が広がり、仕事の幅が広がるきっかけになる良い機会になりました!

追伸:懇親会では、前職の後輩とバッタリ再会し、なんと県警のサイバー対策課の巡査部長になっていて、警察での生々しい話を聴くことが出来ました。笑

トップに戻る

関連記事

前へ

[突撃ASCII 第3回] カニ?...カニ?Blogキャラのインタビュー!?

次へ

情報セキュリティEXPO【春】出展レポート

Page Top