チャイニーズinマクニカ

こんにちは、コーチといいます。私は中国出身で2007年に中国の大学を卒業した後に日本で就職し、最初の会社で3年半くらい在籍してから2011年にマクニカに中途入社しました。
現在はアルティマ カンパニーに所属し、アメリカの大手アナログ半導体メーカを担当する技術営業職(FAE)をしています。日々FAE業務をやりながら、管理職として課のマネジメント業務も行っております。
実は、プライベートも含めてブログを書くのが初めてなので、つたない日本語にはなりますが私の転職経緯と現在の話を少しお伝えできればと思います。

■転職した理由
前職は、メーカで電気製品の開発業務に従事していました。家電量販店で自分が携わっていた製品を見つけ、それを家族に自慢する事が喜びでした。当時は担当製品についてもっと詳しくなりたい、もっといろんな設計業務に携わりたい気持ちもありましたが、数年間経った頃にもう少し新しい世界を味わいたいと思い始めました。その時の開発業務は、既存プラットフォーム上でのマイナーチェンジ設計が殆どだったので、何機種も経験して段々新鮮さがなくなってきていました。また、折角海外から日本に来て就職しているので、幅広い知識を勉強したいし、さらに中国語も活かしたいと強く思うようになりました。もう一つ、開発業務ではパソコンや測定器と向き合う時間が大半だったのですが、それを少し苦痛に感じる性格だったため、もっといろんな"人"と関わる仕事をやってみたいと、転職活動を決意しました。

■マクニカに入社してどうだったか
幾つかの転職先を検討していましたが、上で述べたポイントのすべてにおいて可能性を感じたため、マクニカへの入社を決めました。余談ですが、前の会社を退職する時に「マクニカに転職する」と同僚に話したら、「いろいろ勉強になるよ」と言われたことがあります。その時は意味が分からないまま聞き流しましたが、今思えば全くその通りでした。
入社後はすぐに海外アナログ半導体メーカの製品を担当し、数々の国内電機メーカのエンジニアと接する事ができました。お客様が何をやりたいのか、何で困っているのか、自分達は何を提供できるのかを追及する日々。課題を解決する為には担当製品はもちろん、お客様の会社や商品、業界のトレンド、先端の技術等、まさに幅広い知識を吸収しながら提案及びサポート活動を行っていかなければなりません。自分の活動がお客様の市場での成功につながる事に大きなやりがいを感じました。学ぶことも多いですし、楽な仕事ではありませんが、学べるチャンスが多い事が私にとって一番魅力的なポイントです。

■マクニカの好きなところ
マクニカの一番好きなところは「権限委譲」という社風です。入社直後に重要顧客の大手電機メーカを担当することになり、仕入先からも注目度が高い中、上司から「大丈夫、君ならきっとできるよ」と励ましの言葉をもらって、ドキドキしながらマクニカ人として歩き出しました。実は恥ずかしながら、高いコミュニケーション力が必要となるFAE業務において、当時の私は日本語能力が不足しておりました。技術知識だけでなく言葉の壁にもぶち当たり、たくさん汗をかきました。ただ、それすらも私の原動力となり、上司や先輩の指示通りに働くのではなく、目標を達成するために自主的、能動的に行動する力を身に付ける事ができました。入社後の間もない時に、東京ビッグサイトの展示会へ出展することがありました。展示ブースで初めて10人以上のお客様に対してプレゼンテーションを行った時は冷や汗をかきましたが、何とか乗り越えて、そして大きな達成感が味わえました。今や100人以上のお客様に対しプレゼンテーションをしている自分の姿は、その時には想像すらできませんでした。マクニカは、こういう社風の下で、若いうちからたくさんの経験を積む事ができ、生き生きと成長していける会社だと思います。こういう社風があるからこそ、良いと思う事、やりたい事をやらせてもらうことができます。中国語を生かしたいと相談したら海外拠点との連携部分にチャレンジさせてもらえましたし、他のプロダクトも経験したいという希望に対し、新たな取り扱い製品を市場開拓の戦略作りから立ち上げる事にも挑戦させていただきました。前職の「決まったことを実行するだけ」という環境とは全く異なり、当然苦労もしますが、面白く楽しく仕事に飛び込んでいます。

■今後について
先日、10年永年勤続表彰をいただいたばかりですが、時の流れが速いというか、刺激的な日々を過ごしながら、気づいたらもうベテラン社員になっていました。今はメンバーの自己成長を支えるマネジメントの立場で更に自分の成長を目指して頑張っています。
マクニカは半導体を扱う専門商社のリーダーへ成長し、今は半導体の枠を超えてサービス・ソリューションプロバイダーを目指しています。本当に10年以上勤めていても新たな刺激がまだまだ続くと感じています。半導体の分野に限っても会社のグローバル化が進み、世界の大手distributorともっと競い合うことになります。そこでアジアや中国という大きなマーケットは重要な位置づけになりますし、半導体スタートアップとしても新興国は新たな仕入先の産地になるとも考えられるので、語学力を生かして更にチャレンジしていきたいと思います。

テクノロジーは目覚ましく進化していますが、マクニカにいたからこそ、最先端の半導体やテクノロジー、様々な分野のリーディングカンパニーと触れ合う機会ができ、その進化をダイレクトに感じることができたと思います。未来予測が困難ですが、「ファーストペンギン」が集まっているマクニカはワクワクを与えつづけてくれると信じています。当然のことですが自分も一員として失敗を恐れず色々挑戦していきたいと思います。

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(先日のGWで長野松本城に行った時の写真です。今年は家族と日本の名所めぐりを頑張っています。)

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