■はじめに
はじめまして!今年で早くも新卒入社12年目の"ふくりん"です。マクニカは今、サービスソリューションプロバイダーへの変革の最中におり、その一端を担うイノベーション戦略事業本部(通称:SIG)に所属しております。最先端テクノロジーを活用し、人々の暮らしとマクニカの両方の変革の先頭を走る、めちゃくちゃやりがいのあるミッションに皆が誇りを持って日々働いています。
思えば入社してこの12年、私自身激動の日々でした。体重の増減幅は20キロを超え、血圧は右肩上がり、コロナ禍のテレワークと運動不足が原因で座骨神経痛になるというピリオドの向こう側を幾度となく経験しました。今は仕事終わりにサウナで汗を流した後、ラーメン二郎に繰り出し失ったミネラルを補給することで"持続可能なラーメンと健康の両立"の体現を目指しております。というのも、私が勤務している新横浜近辺はレベルの高いラーメン屋がめちゃくちゃ多くたまらないエリアです。私も"マクニカラーメン二郎の会(インスパイア系含む)"を主宰しておりますので、もし今後マクニカに入社していただける方がいらっしゃればぜひご一緒しましょう。
さて余談はここまでにします。笑
■これまでの職歴と現在の業務
・2010年~2015年:半導体仕入先担当営業
センサーやプロセッサーといった先端技術を開発しているシリコンバレーの
メーカーを担当することによってIoTやAIのキーテクノロジーを学ぶ
・2016年~現在:SIGスマートファクトリー事業のコンサルタント
製造業で使われる重要設備のスマートメンテナンス機能の導入支援を行う
大学時代ずっと接客販売のアルバイトをしていたこともあり、"決められたモノを売る"ということに関しては人一倍の自信がありました。実際マクニカに入社してからも、半導体営業では新規顧客を数多く開拓したことを評価され、仕入先から表彰いただいたこともあり、その能力を買われSIG(イノベーション戦略事業本部)発足時にスターティングメンバーに抜擢いただきました。ただ、そんなちっぽけなプライドはいとも簡単に打ち砕かれることになります。なにせ求められるものが全然違う。まだ見ぬ未来をお客様と一緒にビジネス化し、市場自体を創出していく。聞こえはかっこいいけど、それは常に0から1を産み出す苦しみと対峙し続けることでもあります。決まったものを売りに行くのとは全然違うスキルが求められるし、今までのやり方や成功体験も通用しない。加えてこの分野では、マクニカがブランドとして認知されていることもない。そんな中、ビジネスの立ち上げは苦しいことも不安になることも多くありますが、日々仲間と切磋琢磨し、自らを奮い立たせチャレンジを繰り返し、時にはヤサイニンニクマシマシ・・・おっと、ラーメン二郎に並びながら原稿を書いていたら勢いあまってリリックみたいになっておりました。そんな私が思うSIGで働くということとは?について少しだけ書かせていただきます。
■SIGで働くということ
〇実証実験した「その先」が本当のスタート
今思えば、半導体営業をしていた時はメーカーであるお客様に自分が売り込んでいる半導体の搭載が決まるまでが一旦のゴールでした。もちろんその後も必要なサポートは適宜提供しますが、あくまでお客様主導で製品化、量産と進んでいきます。一方、SIGではそうはいかない。むしろ実証実験から実運用化し、お客様のビジネスが成功することが我々のゴールとなります。実際に私もこれまで実証実験で止まってしまうプロジェクトを数多く経験してきましたし、お客様としても進め方が分からない未知の分野であることを痛感しその課題感の高さに途方に暮れたこともありました。ただ、今では経験したことや学んだことをベースに、導入効果検証や、稟議書の作成支援、導入後の運用フロー作成などお客様により踏み込んでビジネスを具体化するところまでサポートを行っています。あくまでサプライヤーではなく、成功を実現する伴走パートナーとして一緒に頭を悩ませる。こういった経験を経て成功したプロジェクトのやりがいは今までとは違った喜びがあります。
〇全員プロフェッショナル
当然半導体ビジネスに比べるとマクニカのブランドも認知度もないので、どうお客様にマクニカを認知し信頼してもらうかが大事です。ビジネスの種となるお客様との関係も0から地道に育てていかなくてはなりません。これも新規事業の大変なところであり醍醐味ではないでしょうか。ウェビナーやコンテンツの執筆活動を通じ、積極的に案件で経験した失敗や成功をマーケットに発信しています。なるべく一般的な話ではなく、生々しい自分自身の現場経験をもとに作るようにしております。ウェビナーも最初は数十名の方に集まっていただいていましたが、今では毎回200名近い方に参加いただけるようになりました。コロナ禍となりオンラインを通じマーケットへの発信が非常にやりやすくなったこともあり、私以外の現場のフロントメンバー一人ひとりが日々当たり前のようにこういった情報発信を行っています。これが実現できているのは、専門性の高いマーケティングチームのバックアップがあり、アイデアをクイックにクオリティ高く形にできる点が仕組みとして備わっている点も大きいです。
〇全員プレイヤー
SIGは全員プロフェッショナルかつ全員がプレイヤーです。いつでもフラットに言いたいことを言える環境があります。事業部長クラスでも担当顧客を持ち、常にフロントとして現場と向き合っています。そして時にはチームの枠を越えて協力し合う、そんなフラットな縦と横のつながりを大切にしていると思います。イメージとしては小さなプロジェクトチームが多く存在し、上下関係なくその分野に詳しい人がリーダーを任される。その積み上げが組織として大きな業績につながる、そんな感じでクイックに風通しよく動ける環境があります。
■最後に
色々書かせていただきましたが、結局私が新卒から12年間ずっとマクニカにいる理由はシンプルに"人の良さ"だと思っています。そんなに関わりが無かった間柄でも、自分の業務に直接関係ないことや急な相談にも損得勘定抜きに親身に時間を作って相談に乗ってくれたり、全力でアドバイスしてくれたり、そんな人が非常に多いです。その理由はわかりません。ただ、きっと根底には"全員プロフェッショナル"ではないですが、"自分自身の強みや誇りを実感して仕事ができる環境"を大切にしている風土があるからではないでしょうか。
ぜひ一緒にラーメンにいきながら、その辺も語り合える仲間を募集中です!
*コロナ禍で家で自作したラーメン二郎
*機械メーカーの開発者様を集め主催したイベントで講演する筆者
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