こんにちは、三十路+αエンジニアの"あらマクン"です。
今回、ありマクには2回目の記事投稿となります。1回目の記事は下記です。もし良かったらこちらも読んでみてください!
三十路対談!!新卒入社マクニカ8年目エンジニアと中途入社マクニカ1年目エンジニア!
前回の記事投稿時はコロナ前で、あれから世間もすっかり様変わりしてしまいました。それもあってか私もすっかり様変わりしてしまい、前回は比較的ポップな内容でしたが、今回はちょっと固めな内容にしてみようと思います。(あと、マクニカは現在ほぼほぼ完全にテレワークになっているため、最近のありマクはどうしてもテレワークネタが多いので、テレワークネタは外したいという個人的なチャンレンジでもあります。)
さてさて、では本題に入ります。
マクニカの強みの一つに判断スピードの速さがあると思います。つまり、他社であれば「一度社内で検討します」と持ち帰るような場合でも、マクニカはYesにしろNoにしろ素早く判断をし、早く話を進めることができるということを外部の方から聞くことがあります。(もちろん「持ち帰るべき」と判断される場合もありますので、その時はしっかり持ち帰りますw)
これは一言で言ってしまえば、このありマクでも良く出てくる言葉"権限委譲"となるのですが、「委譲されれは判断ができる」というわけでは当然なく、判断ができるのは現場担当者にも判断基準が備わっているからだと思っています。マクニカにはこの判断基準といいますか、"会社としての価値観"といったものを共有する仕組みがあります。
それが、その"価値観の明文化(冊子化)"と、"定期的な読み合わせ&ディスカッションの実施"です。(この冊子、相当昔からあるようです。)
こちらの冊子、書いてある内容のほとんどは特別なことではなく、言ってしまえば一般によくあるビジネス書などに書いてる内容と同様ですが、「社員の共通認識として明文化されている」「それを定期的にちゃんと読み合わせ/振り返りをすることで定着を図っている」という点が他にはあまりないところかと思っています。(ちなみに、面白い内容でいくと社員間でのお歳暮やお中元が禁止されています。「エネルギーをそんな社内向けに使うくらいなら、社外のための仕事をしろ」といった意味合いであったと思います。ともすると、どこかの誰かが良かれと思って始めて、それがその後も当然のようになってしまいがちなケースもあるかと思いますが、それが明示的に禁止されているというのは面白いなと思っています。)
また、これらは個人の判断スピードを高めるだけでなく、社内で十分な検討が必要な場合においても、価値観を共通にしていることで議論を早く進めることができるという点でも役立っています。
皆さんもおそらく経験があるかと思いますが、物事を一緒に進めやすい人というのは大抵、物事の捉え方や判断基準といった価値観が近い人かと思います。逆に、価値観が遠い人とはそのままではなかなか上手く物事を進めることが難しく、まずは事前にしっかりとした相互理解が必要になってくることが多いと思います。つまり、そういった価値観を事前に共通化する仕組みがあることで、それだけ物事を進める上で必要となる時間を短縮することできます。
ただし、斜に構えた見方をすると、こういった活動はある意味、社是を社員へ強要しているとも見られると思います。正直、私も入社して間もなくはそのように思っていた時期がありました。ですが、年次も上がり自分で判断する場面が増えてきた今は、この活動があることの意義を非常に感じています。軸があるので判断に迷いが少ないですし、イレギュラーな対応時にもズレがわかるので、何を重点的に考慮するべきかが捉えやすくなるのです。
また、この会社の価値観が先にあって社員がそれに合わせるというものではなく、マクニカの社員が既に持っていた価値観から共通している部分を言語化しているようなもので、「そうだよね」とは思うものの、強要される部分はほぼないなと感じています。
さらに、もし書いてある内容と違う考えを自分が持っている場合は、ディスカッションの中でそれを共有、議論することで、お互いに新しい考え方を共有し、さらに幅のある強い価値観を作っていくことできます。
私は新卒でマクニカに入社しましたので、他の会社を知らないため比較ができませんが、マクニカに中途で入社された方の多くが「マクニカは働きやすい」ということをよく言っているのを聞きます。
ご存じのようにマクニカは半導体やITといった変化が激しく競合も多い業界に属しており、業務内容は決して簡単なものではありません。ですが、働きやすいと言う社員が多いのは、このように働く上での価値観を共有できているからだと思います。
この価値観が書かれた冊子は社外秘になっていますので、もしご興味がある方はぜひ一度マクニカに入社していただければと思います!
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